(続) め ま い が 治 る   

[めまい治療に関する医師・中山杜人の英語論文]

Treatment for Meniere's disease using antiherpesviral medicines

Morito Nakayama, M.D.
Department of Internal Medicine,Nukada Memorial Hospital

Kamakura,Japan

An alternative interpretation of “Benign Paroxysmal Positional Vertigo.”」(YouTube)

中山杜人の最新著
(2018年4月発刊)

『なかなか治らない めまいが治る』(中山杜人)

[YouTube] (日本語)
  めまい治療 に関する講演と英語論文
 
「たかがめまいでよいのでしょうか!」
(中山杜人 額田記念病院)

2014年11月23日_中央支部定例研究会」
(特別講演 中山杜人)


抗ヘルペスウイルス薬を用いたメニエール病の治療について 【改訂版】」

[ア シクロビル投与によるめまいの改善]
米マサチューセッツ大R.Gacek教授の論文より


Ménière's Disease Is a Viral Neuropathy
Richard R. Gacek

Department of Otolaryngology - Head and Neck Surgery, University of Massachusetts Medical School, Worcester, Mass., USA

Abstract
Morphological and clinical evidence supports a viral neuropathy in Ménière's disease (MD). Quantitative examination of 11 sectioned temporal bones (TBs) from 8 patients with a history of MD revealed a significant loss of vestibular ganglion cells in both the endolymph hydropic (EH) and non-EH ears. Transmission electron microscopy of vestibular ganglion cells excised from a patient with MD revealed viral particles enclosed in transport vesicles. Antiviral treatment controlled vertigo in 73 of 86 patients with vestibular neuronitis (85%) and 32 of 35 patients with MD (91%)

「メ ニエー ル病」91.4%改善(35人中)
「前庭神経炎」84.9%改善(86人中)

 七戸満雄先生は、めまいの治療効果を「84%以上」と、25年以上前から発表されてきました。しかし、耳鼻科 の専門医は認め ようともしません。
  額田記念病院 中山杜人(内科)
 〒248-0007
 神奈川県鎌倉市大町4-6-6(地図)
 医療法人財団 額田記念病院
 電話
0467-25-1231 (代表)
(Phone 81-467-25-1231)
 


[めまい外来]
 
火曜日 午前・午後
 金曜日 午前

 初診の方は、診療予約をお取りください

[中山杜人の経歴]
栃木県生まれ
1971年 群馬大学医学部卒業
1975年 同大学大学院(耳鼻咽 喉科)卒業
1977年 武蔵野赤十字病院耳鼻 咽喉科副部長
1982年 横須賀共済病院内科勤 務(のち部長)
 埼玉医科大学耳鼻咽喉科と群馬大 学耳鼻咽喉科で非常勤講師を務め た。

「めまい」については、耳鼻咽喉科 入局以来診療に携わり、1987年 横須賀共済病院内科に「めまい外 来」を立ち上げ、呼吸器内科診療と 共にめまい診療にも従事し、 2005年まで継続。以後、額田記 念病院で呼吸器内科とめまいを主に 担当。

耳鼻咽喉科:10年、内 科:1980年~、めまい診療 歴:1971年~


※このホームページは、めまい の患者さんがご覧になってもつ らくないように、アニメーショ ンやフラッシュは、使用してい ません。


 
 抗ウイルス薬(アシクロビルやバルトレックスなど)による、めまい・耳鳴りの治療法を発明されたのは、札幌市 在住の七戸満雄先生(内科医)です。
 七戸先生は、1990年からこの治療法でめまい、耳鳴り、突発性難聴に治療効果を確認し、医学雑誌や学会で発 表を続 けてきました。
 
七戸先生の治療法を、めまいの 権威たちが、次第に認めつつあります。

[新着情報]

 2018年6月22日のNHKニュース(トップニュース)で、おもしろい話を報じていました。

 医学雑誌『Neuron」の最新号(https://www.cell.com/neuron/home  ※「Report」のトップ記事参照)に、「認知症は2種類のヘルペスウイルスが脳細胞の遺伝子を傷つけて発症 する」という記事が掲載されました。
 アメリカのBen Readheadsアリゾナ州立大学准教授(バナー神経変性疾患研究センター)の研究によるものです。
 すると、抗するウイルス剤を使用するめまいの治療法は、認知症の予防にも役立っていることになっているのかも しれません。


[七戸満雄 先生のご提言]

 メニエール病および周辺疾患(めまい、耳鳴り、突発性難聴)の原因は、いまだに不明です。
 したがって、現在の治療法は、すべて対症療法でしかありません。
 私は、めまい、耳鳴り、突発性難聴(メニエール病および周辺疾患)の患者さんに、抗ウイルス剤「アシクロビル」 (商品名「ゾビラックス」)、同じく「バラシクロビル」(前記アシクロビルの改良 薬。商品名「バルトレックス」)を使用し、治癒率約84%という劇的な効果を観察しました。
 私の願いは、死ぬ思いで苦しんでいる患者さんが、もよりの医療機関で保険を使ってこの 薬の治療を受けられるようになることです。

  
Meniere's Disease and Syndrome
   Vertigo is Curable
(by Mitsuo Shichinohe, M.D.)
(Medical Report in English, by Mitsuo Shichinohe)

        

 11th International Conference on Antiviral Research
(1998
by Mitsuo Shichinohe, M.D.
    

[めまい外来 (中山)よりお願い]

 めまいで初診の患者さんへ
 めまいのお薬は久しく新しい良薬が開発されていませんので、お薬の種類が限られているのが現状です。
 以前はアプラクタンやヒデルギンのような長く続くめまいの人に効いた薬があったのですが、製造中止になってし ましました。
 それ故、現存しているお薬の量を調節したり、種類を増やしたり、組み合わせを変えたりしていろいろ工夫、努力 をしておりますので、その人に合う処方を見だすまでに時間がかかることがあります。
 ヒトの身体は個人差がありますので、ある人に効いても別な人には効かないということがよくあります。
 したがって幸いにして短時間でめまいが治まる人もいますが、人によってはそれなりの時間を要することが多々あ ります。
 あらかじめご承知おきいただければ幸いです。
   額田記念病院 内科 中山杜人

[中山杜人の著書、掲載誌]
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 中山杜人が以前 から行っている、メニエール病に対する抗ヘ ルペスウイルス薬を用いた治療についての記 事が、「健康365」(2018 年6月号)のP.98~99に 掲載されました。
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『なかなか治らない めまいが治る めまいは耳からとは限らない!』
(中山杜人 2018年 さくら舎)

 めま いは耳鼻科、耳の三半規管という従来の 常識は違っているかも しれ ません!!

●「めまい」について「目からうろこ」の内容が書かれてあるので非常に役に立ちます。
●メニエール病の抗ヘルペスウイルス薬を用いた治療(現在140例以上)について詳細が記載されて います。
●「良性発作性頭位めまい」のようでも、抗ヘルペスウイルス薬が劇的に効くケースが複数存在しま す。(耳石移動説では説明できません)
●めまい=内耳の三半規管ではありません! 「良性発作性頭位めまい」は世間で言われているほど決 して多くないです。
●従来関心のなかっためまいと首の密接な関連は重要です。
 額田記念病院 内科 中山杜人
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 中山杜人が以前 から行っている、メニエール病に対する抗ヘ ルペスウイルス薬を用いた治療についての記 事が、「健康365」(2018 年2月号)のP.48~49に掲載されまし た。
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『脱 思い込みめまい診療 めまいは内耳とは限らない』
(中山杜人 2016年 新興医学出版社)
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『画像と症例でみる内科医のための「危ないめまい・中枢性めま い」の 見分け方』
(中山杜人 2011年 丸善出版)
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『プライマリーケアー医のためのめまい診療の進め方』
(中山杜人 2005年 新興医学出版社)

「頑固に続 くめまい 治療に難渋していたが、ゾビラックス(抗ヘルペスウイルス薬)が著効した症例」や「ウイルス性めまい ゾビ ラックスが著効したラムゼイ・ハント症候群」、「耳帯状疱疹の症例(帯状疱疹ウイルスによるめま い)」などの項目で、めまいに 抗ヘルペスウイルス薬が有効だった例が紹介されています。

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アルコール 少量飲酒から健康障害が始まる』
(中山杜人 共訳 2004年 シュプリンガー社)
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『「良性 発作性頭位めまい」の病名には要注意!

ー耳石説 はまだ仮説の域を脱していないー』

[内容へのリンク]
 http://nukada.info/memai/memai5.html


[中山のめまい治療を掲載した新聞等です]
 リンク
 http://nukada.info/memai/memai2.html


[他の医療機関が報告した、抗ウイルス薬による めまい治療の例]

『今日の治療指針 私はこう治療している』(2006年版 医学書院)の「めまい」の項目中の「前庭神 経炎」について、亀田総合病院(千葉県)・神経内科部長の 福武敏夫氏が以下のように記しています。
〈数日間、前記の前庭系抑制薬、制吐薬を用いるほか、以下を用いることがある。(中略)
 2)バルトレックス(抗ヘルペイウイルス薬)錠(500㎎)6錠 分3(保険適用外)〉
 ※福武医師が処方する量は、七戸医師のそれの1,5~3倍です。

東京医科歯科大学耳鼻咽喉科ホームページの 「◇めまい外来について」より
〈・前庭神経炎 (前略)最近では抗ウィルス剤の使用も次第に行われるようになってきています。〉 

○「突発性難聴の多くはヘルペスウイルスが原因で薬を飲めば2週間で治ると判明」
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科非常勤 講師 清水俊彦
 清水医師の著書
『頭痛、めまい、耳鳴り、難聴は治せる』
 耳の病気の3割、頭の病気の5割は帯状疱疹ウイルスが原因だった!

東京医科歯科大学(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)のホーム ページより
◆めまい外来について◆
■前庭神経炎
・治療として抗めまい薬やステロイドの点滴が行われ てきましたが、最近では抗ウィルス剤の使用も次第に行われるようになってきています。

○2002年5月に開催された第103回日本耳鼻咽喉 科学会総会では、日本大学医学部耳鼻咽喉科の グループが「急性感音性難 聴(≒突発性難聴)の80%がヘルペス治療薬の静脈注射で著明改善または改善を認めた」(ブラインドテストを含む)、と 発表しています。

七戸 満雄先生の著書には、文庫本『め まいは治せる!』(文春文庫)があります。
 同書は、
李登輝台湾前総統曾文惠夫人が推薦されていま す。
 李登輝 閣下「家内のめまいの症状と検査の結果を考えれば考えるほど、七戸先生の本が正しいと 思えてきました」
 曾文惠 夫人「先生のご本をみて本当に救われました」

  (『めまいは治せる!』の帯より)

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